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鍼灸治療室 ガイアそうこ
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鍼灸治療室 ガイアそうこ
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ガイアそうこだより

会員様宛に発送しているお便りです。

NEW地球創庫だよりNo.31

 情報公開について

 先日(10/11)、ホリスティック医学協会中部支部主催の近藤誠氏講演会「患者よ、癌と闘うな」を聞きました。
 講演が終わってから個人的にもお話をする時間があり、日頃疑問に思っていることを聞いてみました。骨髄移植についてです。癌患者を1万人以上診てきた近藤氏は、いろいろな情報もたくさん持っていらっしゃるようで、「移植しない方がいいと思う人が、移植したために死んでしまう場合もある。」「無菌室から出ることなく、死んでしまう場合もある。」等のお話を伺うことができました。
 僕は以前から、骨髄バンク・ドナー拡大運動に疑問を感じていました。この欄でも、何度か意見を書きましたが、すべて情報がきちっと公開されていない為「80%以上の人が治っていく」などと、世間では平気で嘘が言われています。
 脳死臓器移植も、一体どれだけ生き続けることができるのでしょうか。情報はありません。
情報を隠しながら、安全・治癒神話を突き進めるのはなぜでしょうか。
 まるで、ウソツキ動燃が「安全神話」に反する情報は隠し、バレると言い訳・言い逃れ、嘘の上塗りを繰り返すのと構造的・体質的によく似ているといったら言い過ぎでしょうか。
 僕の発言は、スタッフによく過激と言われますが(もちろん反省すべき点は反省しています)、真実を追求せず、他人の言うことを鵜呑みにし、動かされている毎日では、本当に大切にしなければならないことを見失ってしまうと思います。自分で考え、自分で行動をして、納得のいく人生を送るためにも、情報公開は、あらゆる分野において、もっともっとされるべきだと、僕は思います。
  (中山)
ご意見番コーナー

 講習・講演会の秋になりました。また新しい、多くの出会いを予感している毎日です。
そんな中で、「山下先生を囲む会」は、誰よりもスタッフが一番楽しみにしているのではないかといつも思っているのですが、10月4日のこの会で、改めて「山下先生はすごいなあ」と感じてしまいました。
 私は毎週、樋田先生の診療を見学させて頂いていますが、樋田先生も本当にすごい方だと思っています。今年で見学を始めて7年目ですが、毎回、感動したり学んだり、今でも本当に新鮮な気持ちです(態度は少し?大きくなりましたが・・・)。
山下先生のお話も、毎回、本当に感動することが多く、素晴らしい先生方に(こんなに身近で)巡り会えたことは、私自身、本当に幸せ者だと思っています。
 また10月10〜14日には、高麗手指療法学会名誉理事の洪 珪植先生が来日され、いろいろなお話をお聞きすることができ、充実した5日間となりました。
(接待の名目で、毎日美味しいご馳走を頂けたことも嬉しかったです!)
洪先生は(ご自身は道楽とおっしゃってはいるものの)、毎月60冊本を読まれるそうで、今回の来日でも20冊近くの本を買って帰られました。そのお姿は、とても70才過ぎていらっしゃるとは思えません。人格者でもあり本当に素晴らしい方だと思います。
こうして素晴らしい先生方に巡り会えた事を、私自身の治療に生かすことができたら
と思いつつ、結構楽しく(私らしく?)、日々の治療に勤しんでいます。

                              (伊藤)     

NEW地球創庫だよりNo.32

 サッカー日本代表W杯出場決定!

 夕暮れがめっきり早くなった昨今ですが、会員の皆様には如何お過ごしでしょうか。 日産生命や拓銀の破綻、株価の暴落と暗い話題が多い秋ですが、サッカー日本代表のフランスW杯出場決定は久しぶりに心躍る出来事でした。眠りたいのを我慢してテレビを見ていましたが、Vゴールが決まった瞬間、思わず万歳をしてしまいました。
 普段、地球を一つの生命体として考え、そこにすんでいる人々に国境はなく同じ村人なんだと解ったような事を言っていても、すぐに愛国心の固まり(?)になり、日本代表のプレーに一喜一憂する自分に、思わずあきれてしまいます。
 人間は、理想と本音の間を行ったり来たりして生きてゆくのでしょうか。今年も一年、これで暮れそうです。
 最後に、若き日のダライ・ラマと登山家の交流を描いた映画「Seven Years in Tibet」が12月に封切られます。ぜひ見に行こうと思っています。また感想を書きます。
 では、良い12月をお迎え下さい。
(服部)
ご意見番コーナー

今回、愛知万博に対する県民投票のチラシを同封致しました。先日、ようやく署名をすることができた私ですが、私の周りでも積極的に活動をしている人もいれば、全く無関心の人もいます。しかし、私達自身のことは私達自身が考えて当然ではないでしょうか。私個人は、万博開催に反対ですし、県民投票も当然行うべきだと考えています。でも、それを皆さんに押しつけるつもりは毛頭ありません。いろいろな状況で、いろいろな人が生活している社会ですので、賛成している人も勿論いることと思います。このチラシは賛成派の人にもぜひ読んで頂きたいですし、何よりも無関心な人に読んで頂きたいと思っています。そして何かを考え、何か行動をして頂けたらと思います。(尚、このチラシは地球創庫としてではなく、私個人の意志として今回、同封致しました。また、動燃のチラシはスタッフの中山氏よりお預かりしたものです。)
 ところで、先日より3年ぶりに歯医者に通っている私ですが 、結構反省させられました。麻酔を断り痛みを辛抱しましたので、今まで所構わず(?)、食べたい物を食べたいときに美味しく食べていた生活でしたが、あの痛みを思い出し、本当に必要なときに、必要な物を食べるようになりつつあります。きっと、今までの私の食生活に歯が耐えられなかったのでしょう。毎日の食生活を反省する良い機会でした。悪くなると、当たり前と思っていたことが本当に有り難いことだと痛感します。これは、全てのことに通じているのではないでしょうか。皆様も、何か思い当たることがございませんか?

                              (伊藤)     

NEW地球創庫だよりNo.33

シンポジウムを振り返って

 時の流れは早いもので今年もあとわずかになりました。街中もなんとなく慌ただしい様子ですが、先月参加(といいましても2日間のうち1日だけでしたが)しましたホリスティック医学協会のシンポジウムでのお話をご紹介いたします。
今回の10周年記念シンポジウムは「人間・地球・宇宙丸ごとの医学〜新時代のホリスティック・パラダイム」という主題でした。いろいろな分野の方がお話をされましたが印象深かったのは、次の三つの話です。
天文学者の佐治晴夫氏は「目に見えない塵から誕生したこの地球はとても強かです。人間がどうこうしようとびくともしません。いつかは太陽に吸い込まれて消滅しますが、まだまだ何億年後です。ですから人間がどれだけ自然を破壊しても、人間が消滅すればすぐに緑は蘇ります。人間の手で地球をどうこうしようなんておこがましいのです。従って、私の学生でテストの中に{地球にやさしい}なんて言葉を使う人には良い点数はあげません。・・・」とおっしゃっていました。
 「41才寿命説」の本を書いた食生態研究学者の西丸震哉氏は「上野動物園の園長に、ライオンはシマウマ等の動物を捕まえたら、どこから食べるか知っているかと聞いたら知らないという。そこで、小腸だと教えてやりました。シマウマ等が食べている植物を消化吸収する能力がライオンにはないので、消化され、吸収直前の状態である小腸をライオンは真っ先に食べるのだ。それからその周りの肉を食べ始めるんだ。だから動物園のライオンに肉しか与えないのは残酷じゃないかとお話ししたら嫌われました。」とお話ししていました。
 カールベッカー氏は、ヒトデの話が面白かったです。
 ハワイの海岸にはいろいろなものが流されてきます。ある朝、海岸いっぱいにヒトデが打ち上げられました。一面のヒトデで、浜辺が埋め尽くされるほどでした。少年がそこを通りがかったとき、ヒトデは干からびて今にも死にそうになっていました。少年は、面白さもあってヒトデを一匹ずつ海に投げ込んでやりました。その作業を続けていると、一人の年老いた学者がそこを通りがかり少年に声をかけました。「君!君!たとえ君一人で何十匹かのヒトデを海に投げ込んだとしても、この浜辺にはまだまだヒトデはたくさんいるんだ。君が投げたところでこの浜辺がきれいになるわけでもないし、ヒトデが見渡す限りいる状況は何にも変わらないぞ。無駄なことはやめなさい!」少年はしばらく考えていましたが、またその作業を続けました。学者が「君!私の言っていることがわからんのか!」と怒鳴ると、少年は答えました。「確かに僕一人がやったところで、この状況は何にも変わらないと思う。でもこの一匹のヒトデにとっては、生きるか死ぬかの違いじゃないか!この一匹ずつにとっては大きな違いなんだ!だから僕は、投げ続けるよ。」するとどこからか少年の友達が集まり、みんなで遊びながらヒトデを投げ続け、ついに浜辺はきれいになったそうです。
以上です。 尚、余談ですが「Seven Years in Tibet」を友人と観に行きました。久々の感動でした!(「ショーシャンクの空に」以来の感動です!)もう一度、観に行こうと思っています。                    (伊藤)
ご意見番コーナー

 講習・講演会の秋になりました。また新しい、多くの出会いを予感している毎日です。
そんな中で、「山下先生を囲む会」は、誰よりもスタッフが一番楽しみにしているのではないかといつも思っているのですが、10月4日のこの会で、改めて「山下先生はすごいなあ」と感じてしまいました。
 私は毎週、樋田先生の診療を見学させて頂いていますが、樋田先生も本当にすごい方だと思っています。今年で見学を始めて7年目ですが、毎回、感動したり学んだり、今でも本当に新鮮な気持ちです(態度は少し?大きくなりましたが・・・)。
山下先生のお話も、毎回、本当に感動することが多く、素晴らしい先生方に(こんなに身近で)巡り会えたことは、私自身、本当に幸せ者だと思っています。
 また10月10〜14日には、高麗手指療法学会名誉理事の洪 珪植先生が来日され、いろいろなお話をお聞きすることができ、充実した5日間となりました。
(接待の名目で、毎日美味しいご馳走を頂けたことも嬉しかったです!)
洪先生は(ご自身は道楽とおっしゃってはいるものの)、毎月60冊本を読まれるそうで、今回の来日でも20冊近くの本を買って帰られました。そのお姿は、とても70才過ぎていらっしゃるとは思えません。人格者でもあり本当に素晴らしい方だと思います。
こうして素晴らしい先生方に巡り会えた事を、私自身の治療に生かすことができたら
と思いつつ、結構楽しく(私らしく?)、日々の治療に勤しんでいます。

                             (伊藤)    

NEW地球創庫だよりNo.34

遺伝子治療の限界

 新聞の医療に関する記事の中で、移植、薬品、遺伝子治療については、切り取ったり、コピーをしたりしています。
特に遺伝子治療については、興味というか疑問を持っています。ほとんどの記事が遺伝子治療に夢を持たせるような書き方がしてありますが、遺伝子の本を読んでも、新しい発見記事を読んでも「ハイポニカ」の事実を証拠立てるものがありません。
遺伝子は変わらないものであり、遺伝子の中で、ある部分の異常が原因であるという凝り固まった考え方が根底にあるのが読みとれます。しかし、いくら解読が進んでも、遺伝子を含め、いのちがダイナミックに変わり続けるものであれば解読しきれず、遺伝子の異常部分が原因とはいえないと思います。つまり、部分の異常は原因ではなく、全てを含めた全体からくる「経過的結果」ではないでしょうか。
 私達は様々な環境の中で、その環境に適した暮らしをしています。気候、風土、社会環境、家族構成、毎日の生活リズム、食生活等、そうした環境が身体に及ぼす影響は想像以上に大きいものです。
そして、それ以上に多くの影響を与えるものが、気持ちの持ち方や心の問題ではないでしょうか。従って、精神状態によっては遺伝子を傷つけ、異常な状態もつくり得ると思われます。
そうした問題を無視し、遺伝子という「部分」にこだわり続けることは、まさに西洋医学の極みだと僕は思います。現在の西洋医学は、部分治療だと批判を浴びていますが、遺伝子治療にも同じことが言えるのではないでしょうか。
この先、遺伝子治療がどのような道を進むのか、しっかりと見続けたいと思います。

*ハイポニカ:植物を土の制約から解き放ち、植物の生理に最も適した環境条件を与え、
本来潜在的に持っている能力を最大限に発揮させる農法。科学万博では、
13,312個の果実をつけた「トマトの木」が話題になりました。
「地球交響曲第一番」にも登場しています。
(中山)
ご意見番コーナー

地球創庫も早や4年近くになろうとしています。治療の片手間に動燃を糾弾し始めて2年半。動燃は今年の10月に「核燃料サイクル開発事業団」とかいう名前に変わって中身は生き残ります。ウソツキ動燃と真剣に係わってみると、なぜウソをつかなければならないかよくわかってきました。
 それは、ソフト(政策)とハード(動燃)の関係に置き換えるとわかりやすいと思います。
 原発は何が何でも強引に推し進めること、絶対に安全でなければならないこと、それに反することは隠し、ばれたら言い訳・言い逃れをせざるをえない立場です。推進・安全で通すには、うしろめたい事が多すぎて情報を隠さざるを得ません。
 今回の、高レベル放射性廃棄物の地層処分場調査・研究も、場所をきっちりと特定して行動しながら、ばれると「学術研究をするだけだから、研究させてくれ」と言い張ります。みすみす処分地となるとわかっていて、誰が許すのでしょうか。しかし、行政は動燃と同じ立場に立ち、歯切れの悪い言葉を繰り返すばかりです。
 事実・現実・本当のところから目をそらし、口先でごまかそうとする体質は、どうやったら変えられるのでしょうか。
過激で強烈な反対運動は僕にはできませんが、死ぬまで細々と、僕自身は真実を求めて、こだわっていきたいと思っています。                 

                              (中山)     

NEW地球創庫だよりNo.35

 日々の暮らしの中で

 年が明けて早くも二ヶ月が過ぎました。この2月は、長野オリンピックの話題で一色だったように思います。このところ暗い話題の多い日本で、数々のスポーツ選手の活躍は、清々しく、また感動を呼ぶ毎日でした。
 私もそれに刺激されてではないですが、今月の14,15日に伊吹山に家族でスキーに行って来ました。私自身、20年ぶりにスキー板をつけました。おっかなびっくりでなんとか滑りましたが、初めてスキーをした8才の息子について行くのが精一杯の二日間でした。
 青空と雪景色を見ながらリフトに乗っている時は、頭の中も空っぽになり、最高の気分でした。地球創庫で隔月に講演をして頂いている山下剛先生がよく、感性を磨くには、非日常の生活を体験するのがいちばんとのお話をされますが、まさにそれを体験した思いでした。
 日常の生活に流されていく日々ですが、この様な機会も必要なのでしょう。
 3月6〜8日には、韓国へ12名で高麗手指鍼等の医療機関研修旅行に行ってきますが、これも一種、非日常の生活になりそうで期待しています。
 最後にこのお正月に目にした、ほんのりとした子供歌と句をご紹介します。

 「朝起きて 目ふく 鼻ふく 福々たべて 腹がふくふく」 子供歌
 「口あけて 腹の底から 初笑い」 虚子

 今年も、この調子で頑張ります。                     (服部)
ご意見番コーナー

先月にも少しお知らせいたしましたが、来月早々に韓国へ研修旅行に行って参ります。また、3月末頃の予定で「治療室 ガイアそうこ」がオープンします。そして、冬季長野オリンピックもいよいよ大詰めです。相変わらず慌ただしい毎日を送っている私ですが、やはり気になるのはオリンピックでしょうか。(他の二つも、決して軽んじているわけではありませんが・・・。)体育会系の血が騒ぐのか、始まるまでは盛り上がらないなあと思っていましたが、いざ蓋を開けてみると、毎日テレビに釘付け状態です。
様々な種目の選手達がベストを尽くして挑戦している姿は、レベルの違いこそありますが、大学時代を頂点としてひたむきに、純粋に、生活の全てをスポーツに打ち込んだあの頃の自分を思い出させます。そして同時に、あの人達の後ろには、どれだけの人の支えや、思いや、涙があるのだろうかとも考えずにはいられません。
 ジャンプ団体で金メダルを取った後、岡部選手はこう言いました。「原田さんは本当に辛い思いをしたと言われ、それも本当だと思うけれど、もっともっと辛い思いをしている人はたくさんいるんですから、まだまだ原田さんも頑張って下さい!」このような内容だったと思いますが、私はこの言葉がとても印象に残りました。スポーツの世界の厳しさ、辛さ、そして汚さは、経験した人でなければわからないと思いますが、それを乗り越え、運をも味方にした、ほんの一握りの人こそが「勝者」になる様な気もします。 そしてそれは、全てのことに共通しているようにも思います。
自分が今いる世界は、決して自分一人だけのものではなく、周りの人達との支え合いや助け合い、様々な人間関係があってこそです。毎日の生活の中で、そして人生の最後の瞬間に「本当に幸せだった!」と思えるような「勝者」になるためにも、私自身は周りの方々の善意を感謝し、大切に生きていこうとオリンピックを見ながら思いました。   

                              (伊藤)      

NEW地球創庫だよりNo.36

 韓国医療機関研修旅行を終えて

 3月6〜8日の3日間、12名のメンバーと共に「韓国医療機関研修旅行」へ行って参りました。
 第1日目は観光で、景福宮・南山タワー・梨泰院等を見学しました。私自身は、全て行ったことがあったのですが、景福宮では初めて聞く説明があったり、南山タワーでは今まででいちばん景色がよかったり、梨泰院では以前宿泊したホテルを見つけたりと、しっかり皆さんと一緒に楽しんでしまいました。夕食も、高麗手指療法学会名誉理事の洪 珪植先生と共に、おいしいプルコギと焼きレーメンを食べました。レーメンをプルコギの汁で焼いて食べたのは初めてでしたが、本当においしく、感動してしまいました。
 第2日目は研修でした。午前中は、高麗手指療法学会会長 柳泰佑先生の講習を受け、お昼は蔘鶏湯(サムゲタン:ひな鶏の中にもち米やナツメ、朝鮮人参、松の実等を詰め、煮込んだスープ)をご馳走になり、午後から病院見学でした。
 今回は、3年前の韓日高麗手指療法学術大会で、名誉会長を務められた李 敬煕先生の「韓都韓病院」を見学しました。西洋医学と東洋医学を巧みに組み合わせ、手指鍼もレーザーを利用したりして、オリジナルな診療を行っていらっしゃいました。先生から直接お話を伺うこともでき、とても有意義な時間を過ごせました。
 その後、学会で器具の購入を行い、夕食は「山村」というレストランで韓定食でした。韓国の野菜と山菜づくしの珍しい料理を食べながら、おいしいお酒を飲み、すぐ横のステージでの踊りも見物でき、存分に韓国を味わうことができました。
 勉強に遊びにと忙しく、あっという間の3日間でしたが、私自身はバレーボールの試合を断って参加しただけの価値はあったと思っています。(試合は、私が出なかったため?惨敗だったそうです。)何はともあれ、充実した旅行でした。
 では最後に、韓国で発売されたばかりの新しい器具をご紹介致します。
 まず一つは「手の模型」です。力士のような大きな手で、誰もが思わず握手をしたくなる(と言う人もいます)品です。手のつぼが気脈と共に全て印刷してあり、患者さんへの説明にも最適です。念波療法として治療に使うこともできます。
 次にご紹介するのは「吸角 手指用」です。小さな吸い玉を、手指への治療に用います。身体へ行う吸角治療の手指用です。(但し私のような?ピチピチの肌には、余りつきませんでした。しかし身体にも適応できるので、使い方によってはとても便利です。)
 他にも「電磁波を出さないホットパット」(電気用ホットパックのようなものです)、「頭痛・肩こり・不眠症に効く特製ネックレス」等がありました。「手の模型」と「吸角 手指用」は地球創庫にも置いてありますので、ご来訪の際にでも是非お試し下さい。
 ご一緒した皆さんには、何かとご迷惑もお掛けいたしましたが、皆さんからは「本当にいい旅行だった」とお言葉を頂き、それがいちばんの収穫となった今回の旅行でした。
(ご参加下さった皆様、本当に有り難うございました。)  
(伊藤)
ご意見番コーナー
                                  

NEW地球創庫だよりNo.37

 春 に 思 う こ と

 春らんまんの4月からやや蒸し暑い日もある5月へ移ろうとしている今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
 私はこの時期が一年で一番好きです。色で言えば黄緑の時期です。街へ目を移せば新しい服を着た新入社員が多く、ほとんどの人が輝いて見えます。
 私の勤務しています中和鍼灸専門学校も、100名余りの新入生を迎えました。毎年毎年の入学式ですが、その年々の新入生で、少しずつですが特徴があるように思います。今年目に付いたことを言えば、例年大学、高校の
新卒が多いのに今年はそれよりやや年代の上のどちらかといえば中年に近い人が多いように思われました。中には東大卒の人もいるとの事。
 人々の意識の変化があるのでしょうか。それとも不況の影響でしょうか。(中和は不況になると受験生が多いといわれています。)
 いろいろなところで世相を感じます。世の中元気な人と元気のない人の差がだんだん開いてくるような感じがします。カラ元気でもいいから頑張りましょう。
(服 部)
ご意見番コーナー

 「鍼灸治療室ガイアそうこ」がオープンして、はや一週間が過ぎました。この一ヶ月は、内装工事のための片づけやオープンの準備などに追われ、大忙しの日々が続きました。現在は、治療院のペースをなんとかつかもうとしているところです。実際、始めてみてから気づいたことや、改良しなければいけないことなどが次から次へと出てくるもので、本当にこんなに一生懸命仕事をしたことが、今までにあっただろうかといった感じです。毎日毎日があっという間に過ぎていきます。
 しかし、ゼロから何かを始めるという事はやりがいもあり、とても勉強になります。一緒に働くキャスト(私達はスタッフとは呼ばず、こう呼んでいます)の皆さんにも本当に恵まれ、毎日、心から感謝しています。
まだまだ始めたばかりでこの先どうなるかもわかりませんが、与えられたチャンスの中で、自分なりに精一杯やってみたいと思っています。
 地球創庫も大きく変わり、寂しさもないといったら嘘ですが、それを味わう暇もないほど今は目まぐるしい時間の中で生きているといったところです。
 お時間がございましたら、皆様もぜひ一度、遊びにいらして下さい。  

                               (伊藤)      

NEW地球創庫だよりNo.38

 病 は 信 心 か ら

最近、脳代謝剤承認取り消しで薬への不信感が高まっています。しかし、科学的根拠があろうとなかろうと、今の体系そのものへの不信感にまで高まることはなさそうです。でも、医学体系そのものが本質的・構造的腐敗を来していることをどうにかしなければ、同じ事は繰り返されます。
 僕の臨床の現場でも、薬剤に依存している患者さんは数多くいます。彼らは医師から薬をもらうのが治療だと信じているのにも関わらず、体調が良くならないとか痛みも取れないなどと来院してくれます。
 鍼や灸、操体法や姿勢(生活習慣)などで快方に向かっても、気づきがありません。「いのち」のすごさや治療法の不思議さを感動をもって受け入れる人は極わずかで、相変わらず現代医学・科学を最高のものと信ずる気持ちを持ち続けます。
 「いのち」をより深く知り、信じてやるだけで病は消える方向へ向うし、じゃまをしていることを一つ一つ取っていくだけで本来のいのち(元気)に戻るのに、そんなことを全く理解も納得もしない人ばかりのような気さえします。
 「いのち」の根本からはずれた「科学的・医学的」を信心する限り、病は増え続けると思います。
(中山)
ご意見番コーナー

 「鍼灸治療室ガイアそうこ」が開業して一ヶ月が過ぎました。キャストの皆さんと仕事をしていると、なかなか良い刺激を受け、毎日がとても充実しています。今回は、私と一緒に常勤で働いている高柳さんからの自己紹介です。

この4月から勤務させて頂いている高柳幸志(たかやなぎこうじ)と申します。今年の3月に中和鍼灸専門学校を卒業し、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師の免許を取得しました。地球創庫には専門学校の1年生の時からお世話になっており、いろいろな講習会にも参加しました。良心的な講習費でしたので、当時学生で貧乏だった私には(今も貧乏ですが・・・)大変助かりました。また多くの知識を吸収する事ができ、知人や友人も増えて良かったと思っています。そして卒業間際に服部先生から声をかけて頂き、いろいろ悩んだ末、こちらに勤めることになりました。
 0からのスタートは、毎日が試行錯誤の連続ですが、キャストの方々も勉強熱心な人ばかりなので、2年後の独立開業(鈴鹿市の自宅にて)を目指している私にとっては本当に良い環境だと思っています。あとは早く結婚したいのですが、まずは治療をいちばんに頑張っていくつもりです。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

                              (伊藤)     

NEW地球創庫だよりNo.39

治療すること

「鍼灸治療室 ガイアそうこ」を始めて、今まで以上に多くの患者さんを治療する機会が増えてきました。高麗手指鍼を治療の中心においている私ですが、マッサージや体鍼(身体に直接打つ鍼)も行う機会が増え、反省したり、喜んだりの毎日が続いています。
 今まで手指鍼以外は何となく遠ざけていましたが、キャストの皆さんがいろいろな治療方法に真剣に取り組む姿を見ていると、当たり前のことではありますが、治療方法は手指鍼だけではないんだと改めて深く考えさせられました。
 ただ、根本を流れる考え方は、すべてに共通しているんだなと思えたのも事実です。それはホリスティック医学の考え方にも共通しますが、治療方法はあくまでも治療方法であるということです。つまり患者さん自身の治す力を引き出すきっかけであり、今までの生き方や考え方を改める時間を、患者さんに提供する機会だと思うのです。
 とはいうものの、前者の治す力を引き出すきっかけというのは納得して下さる方が多いのですが、後者の今までの生き方や考え方を改めることとなると、なかなかうまく伝えることができません。まだまだ未熟な自分を思い知らされます。しかしそれは、他人がどうこう言って何とかなることではないと思うのです。自分自身が、他人から何かを言われて考え方を改めることができないように、人は誰しも他人から何かを言われて自分を変えることはできないというのは、やはり事実だと思います。
 結局、他人の話は自分のスタンスの中でしか考えることができないのですから、今まで自分の培ってきた考え方や生き方を変えるのは本当に勇気のいることだと思います。そしてそれは「気づき」がなければ不可能なことのようにも思えるのです。
 そんな中で、たかが駆け出しの一治療家に過ぎない私自身が、患者さんと向き合ったとき、どれだけのことができるのだろうかと考え始めると、何もできない気さえします。
 せめて私自身が、治療方法に振り回されることなく「いのち」をしっかりと見つめ、本当に大切なことを見失わないように、患者さん一人一人に対して、誠実に治療をしていきたいと思っている今日この頃です。
(伊藤)
ご意見番コーナー

 6月14日の朝日新聞に「臓器移植『手術後』を追跡調査、厚生省と移植学会、症例別に成績評価へ」の見出しで、厚生省の〈臓器移植の社会資源整備に向けての研究班〉と日本移植学会が、移植手術の全国での実施例を把握して、移植ごとに成績を追跡、評価する情報システムを作る方針を決めたとありました。
 臓器を資源とみなすことに対しての本質的問題も論じられず、臓器移植法は成立し、実施されています。こうした中で、今までに行われてきた生体肝移植、生体腎移植、心臓死による腎移植、骨髄移植などのキッチリとしたデータが公開されていないどころか、把握されていないとはどういうことなのでしょうか。
また、『肝臓、腎臓移植などを対象にデータを集める予定』の新聞記事からは、本当にデータが集まるのか、そして集まったら公開されるのかはわかりません。
 移植しないと半年しか生きられないと告知され、移植をした人たちは、全滅(近藤誠氏による)。もっと元気な(1年は生きられる)人を移植対象にしたからといって、移植手術後の追跡調査が正しく公表されることなど、慢性資源(臓器)不足に落ち込んでいる今の状態では、ちょっと考えられません。
 推進するために、都合の悪いことや不利なことを隠し、嘘までつく動燃体質は、競争原理に立つすべての経済的組織が持たざるを得ないものなのでしょうか。
 あまりにも代償の大きい、そういった“競争”の考え方から、“共生”へと考え方を変えている人が少しずつ増えていることがせめてもの救いです。

                              (伊藤)      

NEW地球創庫だよりNo.40

 治 療 雑 感

高麗手指鍼は、身体の不思議さを体感(実感)できるビックリ療法です。効果のすごさに対して施術は簡単、そして患者さん自らができる、お得療法です。高麗手指鍼以外にも、身体の不思議さを体感できるビックリ療法は幾つかあります。しかし、患者さん自身がそれを受け入れるかどうかは、全く別問題になります。
 例えば、現代医学知識に凝り固まった患者さんは、自分の頭で考えたり、自分の感覚で自分の物言いをすることができなくなっています。最先端医療なるものが、いのちの本質、根本からはずれた小技(こわざ)にすぎない事や、病気や症状が起こるべくして起きた「経過」であることなど理解すらできません。
 「いのち」の持つ「叡知」をしっかり根本にすえた医療・治療であれば、元気にいきいきと生き続けられる大技(おおわざ)を患者さん自身が体得できるのに、治療師まかせ、医者まかせ、薬まかせになっている患者さんが大多数です。それはとてもおそろしいことだと思います。
 最もおそろしいのは「原因もわからなければ、治療法もない、つまり治らない難病です」と呪いの言葉をいただいて、それを信じている患者さんです。
 この呪いを解き放つのは本当に大変です。
 患者さん自身が、本人(現代医学)の積み上げてきた科学的知識というものがいかに本質から外れ、外面だけのものであったかを自覚するのは難しいことです。こちらからどれだけ話をしても、聞く耳すら持ってもらえないこともあります。それは、立場でしか考えられないからだと思います。自分の既成観念の中でしか考えることができないからです。今まで積み上げてきた知識を否定するのは、誰にとっても面白いことではありません。しかし、自分と全く別の考え方が存在することさえ、認めようとしない人がいるのには正直いって驚きです。その人自身を否定するわけでもないのに、何がそこまで頑なにさせるのかと思ってしまいます。
 本当は、底まで落ちて、自分の足で立ち、一歩一歩「根本」に近づいていくことが
必要であり、それは楽しく、嬉しく、有り難いことの様な気がします。
 「本質を見つめる目」を持てば、全ては単純で、簡単です。
 「いのち」が信じられるようになった時が、呪いの解ける時だと僕は思っています。
(中山)
ご意見番コーナー

いよいよ夏がやってきます。夏大好き人間の私としましては、とても嬉しい限りです。 鍼灸治療室ガイアそうこでも7月中旬より「夏のリラクゼーションシリーズ」をスタートさせ、一気に夏本番といった感じです。しかしこのガイアそうこの特徴は、なんといってもキャストの皆さんがとても楽しんでいるということではないでしょうか。いつも身内の自慢話になってしまい恐縮ですが、本当に良い仲間に出会えたと服部先生ともよく話をします。まだ日が浅いからそう思うだけとおっしゃる方もいらっしゃいますが、どちらにしても、今が楽しいのは事実ですからいいんじゃないかなと思っています。
 この業界の方々は、個人で開業すると、本当に一人きりでいろいろなことを乗り越えてやっていかなければなりません。もともと地球創庫はそうした方々への情報発信基地になればと思い始めたものでもありました。鍼灸治療室でも、そうした流れを汲んで動いているんだなと思うと、キャストの皆さんが楽しんで下さっているのは、本当に有り難いことだと思います。今は、鍼灸治療の方に時間をとられがちではありますが、以前同様、地球創庫としての活動も行っています。治療室ができてから、まだこちらにお越しになったことのない方は、キャストの皆さんをご覧になりつつ、ぜひ一度、遊びにいらして下さい。 

                              (伊藤)     
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