日本高麗手指鍼学会 HOME
高麗手指鍼とは 役員紹介 器具紹介 入会案内 ガイアそうこだより
ガイアそうこだより
トップページ > ガイアそうこだより
Back Number
鍼灸治療室 ガイアそうこ
【事務局】
鍼灸治療室 ガイアそうこ
地図→
お問い合わせはFAX又はメールにて
FAX:052-961-1090
Email
kourai@gaiasouko.com
ガイアそうこだより

会員様宛に発送しているお便りです。

地球創庫だよりNo.81

講演を聞いて

 今日、中和医療専門学校で10年前に卒業した、早川和浩君の講演を聞きました。
 岡崎出身の彼が、「アメリカでアメリカンフットボールのトレーナーになりたい」という目標を立て、25歳で中和に入学し、鍼灸・マッサージ師の資格を取得した後、語学力をつける為カナダに渡り、その後アメリカの州立大学を卒業し、アメリカのトレーナーの資格を取り、大リーグで木田・野茂投手のトレーナーになるまでの話でした。
 彼は35歳でその夢を実現したわけですが、そこに至るまでの一つ一つの小さな目標を立て、それを実現していった話は、非常に興味深いものでした。
 そして彼自身が、多くの人との出会いに恵まれ、またその人達に助けられたと語っていたのも印象的でした。
 今年一年、私も多くの人と新たに出会い、また助けて頂きました。本当に「感謝」と「ありがとう」の一年でした。年々、その思いが強くなってくるような気がします。
 早川君が最後に、今後の自分の夢を語っていたように、私も新しい年を、多くの夢を持って迎えたいと思います。
 年末にかけ、忙しい毎日が続くと思いますが、このような時期だからこそ自分の将来の夢を考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 最後になりましたが、本当にこの一年、有り難うございました。

 (服 部)
ご意見番コーナー

このパソコンも、とうとうウイルスにやられてしまいました。実際に自分がそういう目に遭ってみて、初めて事の重大性をひしひしと感じました。
 私の場合は、アドレスに登録されている友人・知人のおそらくは全ての人にウイルスが飛んでいったようで、その旨を皆さんに連絡すると、実に様々な反応が返ってきました。
 ヒステリックに『早く対策ソフトで直して!』とか、『私の所には、メールを送らないで!』といった反応は、お恥ずかしいことに身内ばかりでした。
 逆に、心配をして下さったり、いろいろなアドバイスをして下さったのは、意外にも、いつもは疎遠になっている、少数の友人・知人でした。
 日頃は、全くと言っていい程、連絡は取らないのに、こういう時に親身になって連絡をして下さって、本当に嬉しく心が温まる思いでした。
 こうした友人・知人こそ本当に、大切にしていかなくてはいけないなあとしみじみ感じた次第です。(この書面をお借りして、改めて御礼申し上げます。)
 また自分自身も、忙しいからとか、自分に余裕がないからという言い訳をせずに、困っている人がいたら、できる限りの手助けをすることができる器の人間になりたいと思いました。(お陰様で、パソコンは直りました。)
 あっという間に今年も終わりです。皆様、良いお年をお迎え下さい。

 (伊藤)

ページトップ

地球創庫だよりNo.82

難  病

 原因が不明で、確実な治療法がなく、慢性化して、患者さんや家族に過大な負担のかかる病気を難病といいます。厚生省(厚生労働省)が特定疾患として指定している難病は40種類以上あります。
 その特定疾患の一つに指定されている潰瘍性大腸炎の患者さんが来院しました。2001年11月22日午後のことです。
 22歳、男性の症状は、粘液と血液の混じった便や、1日5〜10回もの下痢や腹痛、全身倦怠など調子が最低であるとの事でした。
 身体を調べてみると、全身にアドレナリン、ヘルペス、溶連菌、男性ホルモンなどが反応し、全身の緊張、代謝不良がありました。治療は左手甲、脊椎部位に圧鋒(瑞岩鋒)12枚を貼りました。
 「身体が汚れきっていますね。どうやってこんなに汚しているんですか。こんなに身体全体が汚れていたら、下痢をして身体をきれいにしないと生きてゆけませんね。下痢をして身体をきれいにしているお陰で生きているんですよ。あなたは下痢が嫌かもしれませんが、身体は下痢をしないと生き続けられないし、元気になれないからやっているんです。」と噛んで含めるようにゆっくりと大きな声で話しました。患者さんは「え〜っ!」とビックリしていました。
 「問題は、何ヶ月も下痢が続いている原因として、身体を毎日毎日汚し続けている事です。薬で汚し、食事で汚し、気分でも汚したりしてませんか?栄養をしっかり取らないと身体が参ってしまうとか思って、お腹が空いてもいないのに、食事を三度三度きちんと取ったり、薬や栄養剤を生真面目に口に入れていないですか?医者や栄養士の言い分を聞いたって、身体は元気になりませんよ。あなたはあなたの身体の言い分を聞いて下さい。腹が減って、かなわないようになったら、やっと身体がきれいになったという信号だから、それまで一切、口に物を入れない覚悟でもしたらどうですか?以上。」と治療を終えました。 
 すると、付き添いの人が「もっと話を聞かせて下さい。」と言うので、僕もいい気になって、それから次の患者さんまでの一時間、「いのち」の話、患者さんが良くなった話などを話し続けました。

 以前(数年前)、樋田先生の所に、20年も下痢の続いている患者さんが来て、「下痢をしているお陰で生きてこられたと考えたらどうですか?」との問いかけに、考え込んだ患者さんが「そういえばそうかもしれません。」と納得して治ってしまった話を聞いていました。しかし、その患者さんに何が起きたのかは僕には理解できませんでした。

 今回の患者さんは、当日一回来院しただけでしたから、どうなったのかな、多分薬もようやめんし、医者任せを変えることなどできっこないと、タカをくくっていました。
 一ヶ月ほどたったある日、出会ったら、驚いたことに、薬をやめた治療の日以来、下痢がピタッと止まっただけでなく、身体の不快感は消え、お腹も空くようになって、食事が美味しいとの事。「あんたスゴイねえ!」と思わず言ってしまいました。 
   (中 山)

ご意見番コーナー
明けましておめでとうございます。新年を迎えるたびに時の流れの早さを実感するのですが、今年もあっという間に過ぎ去ってしまいそうです。今月号には間に合わず詳細をお知らせできませんでしたが、4月に新しい学会を発足する予定です。今はそのプロジェクトに取り組んでいるまっ最中で、まだまだどうなっていくかわかりませんが、何とか良い流れに乗っていけたらなあと思っています。来月をお楽しみに
 季節柄、風邪も流行しています。健康管理をお忘れなく!(私自身も、恥ずかしながら、久しぶりに
38度の熱を出しました!)       
 (伊 藤)
ページトップ

地球創庫だよりNo.83

かんちがい

 毎日、患者さんと対面して、病気や症状について話します。初診の人はまず、今までどんな治療をしてきたか、自分はどうしたら治ると考えているかを聞きます。するとほとんどの人は症状がなくなると治って、その症状を取ってもらいたくて来たと答えます。「治らない」と医者に言われて、あきらめている人までいます。症状を嫌い、身体の部分が悪くて、そのせいで辛い目にあっていると訴えます。身体(物)のせいにする現代医学の考え方を、しっかり身に付けています。
 そこで僕は、本来のいのちのありようから、身体はどこも勝手に悪くなるように出来ていない事を例をたくさんあげて話します。そして、悪いと思っている部分に負担をかけてきた考え方や、生活を理解してもらいます。「自分自身がつくり出していたんだ。ふってわいた被害、運命と勘違いしていた。」と自覚できた患者さんは素直に「ごめんね。ごめんね。」と自分の身体に言えます。すると、それだけで痛みが消えてしまう人もいます。
 このごろの治療で、感情と身体が一体であること、それが当たり前のことであるとしみじみ思います。 樋田先生から教わった、感情のつっかえを取り除き、感情を解放させるテクニックを使ってみると、本当に良くなり、驚きます。
 検査によって、ある部分、ある状態(値)に罪を着せ、罰を与えるような現代医療は、勘違いもはなはだしいと思います。
 このところ医療ミス、院内感染のニュースが相次ぎます。これらは全て構造的なもので、情報公開が進めば、もっとあらわになり、増える印象を受けると思います。
 (中 山)
徳永
ご意見番コーナー

先月、この欄でお知らせ致しました学会は、上記の通り「日本高麗手指鍼学会」という名称になりました。昨年6月、高麗手指鍼講座日本語版が出版され、今後、日本で高麗手指鍼を広めていくための拠点が必要ではないかということ等から、様々な事情を経て、活動を開始する運びとなったのです。
 本当は4月の予定でしたが、6月が正式な始まりとなります。
 そしてこの学会の最大の特徴は“一般の人々を中心に広めていく”ということです。
 地球創庫は「高麗手指鍼勉強会」という形で、鍼灸師を中心に約10年の間、勉強会を続けてきました。その効果の素晴らしさは、目を見張るものがあり、一緒に治療を始めて下さる方もいらっしゃいましたが、大きく広がりを見せるほどではありませんでした。
 『こんなに良く効くのに、なぜ広まらないのだろう?』という思いは、常にありました。日本では、体鍼を用いた素晴らしい治療法が他にもあるから仕方がないのだろうかと思ったこともあります。
 しかし、ここ数年、鍼を使わず、お灸や手への刺激だけで自分自身の健康管理に役立てていらっしゃる一般の方々が、ずいぶん増えてきたのです。
 それは、今まで鍼灸師にこだわりすぎ、本当にこの治療法を必要としている人達に気づかなかったのではないかという事を思い知らされたのでした。
 ちょうど同じ頃、『今、この学会を立ち上げなくてどうしますか!』という熱い思いを持った人達と出会い、何度も何度も話し合いを重ね、やっとここまでたどり着きました。
 地球創庫の会員の方には、入会金免除の特典もご用意してあります。
来月の詳細を楽しみにお待ち下さい。                

(伊藤) 
ページトップ

地球創庫だよりNo.84

日本高麗手指鍼学会

 6月より「日本高麗手指鍼学会」が発足します。詳細は裏面のお知らせをご覧下さい。一般の方々に高麗手指鍼を広めていくことも大きな目標の一つとして、これからの活動を進めていきたいと思っています。
 そして6月23日(日)に発足記念講習会とパーティーを開催する予定です。会場は中小企業振興会館(吹上ホール)とおしらせ致しましたが、現在、名古屋ガーデンパレスとも交渉中です。(4月中旬には決定します。)
 その後の具体的な活動としましては、1年をかけて「高麗手指鍼勉強会」を開催します。7月〜11月までは東洋医学基礎コース(仮名)、12月〜3月までは高麗手指鍼コース(仮名)、4月にソウルの学会へ参加し、韓国の高麗手指鍼学会会長で、高麗手指鍼の創始者でもあります柳泰佑会長より修了証を発行して頂く予定です。
 また、既に勉強会に参加された方を対象に「臨床検討会」も、隔月で開催したいと考えています。
 そして6月には総会を行うというのが、大まかな年間行事です。
 入会金、年会費だけを見ると高額に思われるかもしれませんが、その後の講習会参加費、器具の割引価格等を考えますと、決して私達が営利目的でこの会を作ったのではない事はご理解いただけると思います。
 今はまだ、この名古屋地区を中心としていますが、ゆくゆくは全国的な広がりを見せて行けたらというのが、私達の願いでもあります。
  そして、皆様にお知らせがあります。平成7年より続けて参りました、この「地球創庫だより」が、6月より「高麗手指鍼学会だより」になります。そして、地球創庫も高麗手指鍼学会事務局としての運営が中心となります。
 地球創庫会員の皆様の中で、高麗手指鍼学会の会員を希望して下さる方は、入会金は免除となります。年会費のみ同封の振込み用紙にてお支払い下さい。
 尚、地球創庫会員のままをご希望の方はお振り込みは結構です。今まで通り、期限が切れましたらこちらから年会費納入のお知らせを差し上げます。
 但し、地球創庫会員の方にも毎月のご案内は、高麗手指鍼学会からの案内になります。どうぞご了承下さい。
  これからも皆様のご期待に添えますよう、誠心誠意を込めて取り組んで参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。        
(伊藤)
ページトップ

地球創庫だよりNo.85

生々流転

 万物が絶えず生まれては変わってゆくことを、生々流転すると言います。
 テレビのコマーシャルに「1日に3000億個の細胞が新しくなる」というのがあります。
 1秒間に換算してみると、347万個の細胞(骨、神経、筋肉、血液など全て)が新しくなり続けていることになり、1ヶ月もすると身体の1/10くらいが、新しく変わり続けながら生きていることになります。
 全ての細胞が生きていて、変わり続ける「いのち」のもつ可能性や能力は人知の及ぶものではありません。
 最先端の医学や科学が「専門」と称して、群盲象を撫でるようなことをしている限り、あるいは「いのち」を変り続けている現象としてとらえないで、情報(過去)によって処置している限り、100年たっても「いのち」の本質に迫ることは難しいと思われます。
 僕は患者さんに「生きているということは、変わり続けているということです」と言っています。そして「身体は絶えず新しくなっています。1年前の爪を持っていますか?100歳になっても新しくなり続けているということが生きているということです。」というと、年をとった人はビックリして喜びます。
 患者さんにいちばんわかって欲しいのは「身体やいのちは生き続け、治ろうとする仕組みしか持っていない。」ということです。時間をかけてじっくりと話します。
(中 山)
ご意見番コーナー

最近、親知らずが疼くようになりました。自慢ではありませんが、私は4本とも抜いていません。しかもそのうち1本は完全に歯茎の中、他の3本は歯茎から半分顔を出し、4本全てが斜めに生えているという、何だか面倒と言えば面倒な親知らずです。おそらく親知らずに関しては、皆様もいろいろなエピソードをお持ちではないでしょうか。私も周囲の人達に、ほっておいたら虫歯になるし、膿んで腫れて大変なことになるよと助言されたり、最悪だと口腔外科に行って手術だよと言われたり、実際に大変だった話もたくさん聞かされました。以前にもこのコーナーで書いた記憶がありますが、歯が痛いと本当に困ります。多分、どこが痛くても困るとは思うのですが、特に歯は身体中の調子さえ悪くなってくるようです。歯医者さんが東洋医学やホリスティック医学に目を向けられるのも、何だか妙に納得できます。
 覚悟を決めて歯医者さんに行きましたら、その歯は虫歯ではないとのこと。だとしたら原因は疲れですが、疲れるだけで歯が痛くなるということも本当に不思議に思えます。「この際だから、全部抜きましょう!」と言われても、なかなか覚悟も出来ず「結構忙しくて予定が・・・」と自分自身にも言い訳しながら痛む歯を押さえ、逃げ腰な毎日を送る今日この頃です。
 週末からはゴールデンウィークです。皆様ご予定はもうお決まりですか?
どうぞお身体はくれぐれも大切に、楽しい時をお過ごし下さい。 

(伊藤)

地球創庫だよりNo.86

からだの言い分

 1ヶ月前、生後5ヶ月の赤ちゃんを治療しました。
 50歳を少し越えた若いおばあさんが、カゴに寝かせて連れてきました。
 目がまん中に寄っていてしっかり開かないし、何より外のものを見ようとしない、目が見えないことに気づいて病院へ連れて行ったそうです。検査の時、両目の外側に器具を入れたら痛がって泣き叫ぶため、検査もあきらめ何もしないで帰ってきたと説明してくれました。
 身体全体を見ても元気そうで、目だけがうっとうしいような感じでした。両目眼球の外側が真っ赤に充血していて検査の後がありました。目がまん中によっていて、うす目を開けた状態。関心を引こうと目の前で手を振ったりしても見ませんでした。
 O−リングテストで調べてみると、身体全体はエンドルフィン状態(気持ちのいいホルモンが出ている状態)で、目だけが毒だらけ(ヘルペス、アドレナリンetc.が出ている状態)でした。
 幸い治療は陰陽脈診と脊柱療法で十分とでたので、ちっちゃな手に合う圧鋒(瑞岩鋒)を、銀粒と絆創膏で作って左手に貼りました。すぐに目がパッチリ開いて、外に関心を示すようになりました。手指療法のすごさを改めて思い知りました。
 それから1ヶ月後、生後6ヶ月になったその赤ちゃんが来ました。
 目は寄っているもののパッチリ開いていて、外のものに興味を持てる状態でした。しかし、目にうっとうしい情報(ヘルペス、アドレナリンetc.が出ている状態)は集まっていました。少し大きくなった手に合う圧鋒を作って手指療法をしました。
 2回治療して状態は良いものの、原因はこの赤ちゃんの目にあるのではないし、赤ちゃん自身にあるのでもない事を理解しないと、同じような事が繰り返し起こると話しました。
 母親を含め、周りが赤ちゃんの安心とわがままを言える雰囲気に欠けているし、「かわいい、かわいい」とネコかわいがりできない、冷えた緊張状態の中では赤ちゃんに何が起きても仕方がないのだと思います。  
(中 山)

ご意見番コーナー

 4月末、韓日高麗手指鍼学会に参加するため、1年ぶりに韓国へ行って参りました。既に数え切れない程韓国に行っていますが、今回初めて北朝鮮との国境にある展望台に行くことができました。ニュースでしか見たことがない北朝鮮の風景や人影も確認することができ、殺伐とした風景にいろいろと考えさせられました。ソウル市内は街中ワールドカップ一色で盛り上がっていましたが、それだけではない隣国の事情をこの目で見て、本当に日本は平和なんだと改めて感じました。学会も盛況のうちに終わり、あっという間の充実した三日間でしたが、参鶏湯(サムゲタン)を食べることができなかったのが残念です。(焼肉チームと分かれて食べに行った宮廷料理は、とても美味しかったです!でも焼肉も食べたかったです・・・。)                         

(伊 藤) 
バックナンバー ページトップ
HOME高麗手指鍼とは役員紹介器具紹介入会案内ガイアそうこだより
Copyright (c) Nihon Kourai Syushi-shin Gakkai All Rights Reserved.