NEW地球創庫だよりNo.140 |
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長の一念
私共の治療院では、人間学を学ぶ月刊誌と言われている「致知」を読んで互いにその感想文を発表する「木鶏会」を月に一回行っている。「木鶏」とは、ある王が闘鶏づくりの名人に自分の闘鶏を話した。十日後、王は名人に「まだか」と問う。すると「カラ威張りしてはダメです。」と答える。さらに十日後に尋ねると「相手を見ると興奮します。」再び十日後も「敵を見下すところがあります。」四十日後に「もういいでしょう。いかなる敵が来ても動じません。木彫りの鶏のようで徳力が充実しています。もうどんな鶏を連れてきても、これに応戦するものがなく、姿を見ただけで逃げてしまうでしょう。」と答えたという。これに因んで名付けられたのが「木鶏会」であり、人間力をつけるための会として私共では3年ぐらい続けている。
6月号の特集が「長の一念」。国であれ会社であれ、組織の大小を問わずあらゆる組織はそこにいる長がどういう一念を持っているかで決まる。それが全てといっていい。雑誌の巻頭に致知出版社社長の藤尾秀昭氏の言葉がある。すぐれた長には共通して2つの条件がある。1つ目は「終身」、2つ目は「場を高める」。
気まま、わがまま、ムラッ気を取り去る。公平無私 自己犠牲等が終身のキーワード。長たる物は自分のいる場に理想を掲げそこに集う全ての人をその理想に向けてモチベートしていく人でなければならない。これが「場を高める」の意味、そして他に安岡正篤氏は「徳」を持つこと。船井幸雄氏は、そこにいる人が命を懸ける事。稲盛和夫氏は、しっかりとした哲学を学び自分の器を大きくする様に努める事と言われる。いずれも心に染みる言葉である。組織の長、医院の長、治療院の長、家庭の長、そして患者様を含めたいろいろな人間関係の中で長を勤められる会員の皆様「長の一念」は如何ですか?
NIN NIN
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  お知らせ |
*「おもいつき、おもいこみ、おもいあがり大会」の討論会を開催します
9月14日(日)第7回、第8回勉強会終了後3時30分~5時頃までの予定
受講料:会員無料 非会員は1,000円 当日の勉強会出席者は参加無料です
「普段の治療の中で、ピンと来た事とか、疑問に思ったこととかを自由に話し合える場を作る。その時のひらめきを表に出すと、思わぬ大発見、大発明があるかも?」
*平成25年度 日本高麗手指鍼学会 総会(報告資料)を同封いたしました。
ご一読ください。
*座りながらできる健康運動DVD「あゆむん体操」
認知症の予防に!歩くための体づくりにいかがでしょうか?
「鍼灸治療室 ガイアそうこ」で販売しています。
詳細のチラシを同封しました。どうぞご覧ください。
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  情報伝言版 |
このコーナーは、会員の皆様が、有効に利用して頂くためのものです。
“ 売ります、買います、募集します・・・etc. ”皆様の情報を、ガイアそうこまで お寄せ下さい.
【ガイアそうこ:fax(052)961-1090 メールアドレス:kourai@gaiasouko.com 】 |
  今後の予定 |
平成26年7月13日(日)第3回・第4回高麗手指鍼勉強会(入門コース)
平成26年8月10日(日)第5回・第6回高麗手指鍼勉強会(応用コース)
平成26年9月14日(日)第7回・第8回高麗手指鍼勉強会(応用コース)
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 ひとやすみ ひとやすみ |
「人の運は食にあり」
自然食に凝る人は、あれもこれも体に悪いと言って、特定の食べ物しか口にしないという人が多いようですが、それも一種の原理主義です。肉も魚も野菜もすべておいしく、楽しく頂けることが健康食ではないでしょうか。それにしても、現代人はいささか食べ過ぎです。そのために肥満と成人病が蔓延しています。
ほんとうに体に良いものを少し頂いて、満足できる体質に変えていく必要があります。江戸時代の達人易者だった水野南北は「人の運は食にあり」と言って、人は小食粗食によって、誰でも運命が好転できると説きました。少食は肉体的にだけではなく、運勢学的にも理想的なのです。
「食べる道楽」もあれば「食べない道楽」もあるのです。一日一食ぐらい抜いて、食べることの喜びを噛みしめてください。そうすれば、健康増進にも役立ち、地球資源を無駄にせず、国家の医療費を節約することになります。「食べない道楽」の喜びを知らない人が、あれもこれも食べて、食べ尽くしてから、大急ぎで病院に駆け込み、ベッドの上で病人食を食べる羽目になり、やがては草場の陰から墓前に供えられた干菓子ぐらいしか口にできなくなるのです。ご用心、ご用心。
町田宗鳳:日めくりカレンダー「風の便り」より
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