臨床宗教師
会員の皆様こんにちは。今年も残りわずかになり寒波も来ていますがいかがお過しでしょうか。先日Eテレで臨床宗教師の特集を見ました。又中日新聞での記事も目にしました。臨床宗教師とは、布施・伝道を目的とせず、被災地や医療現場などで宗教、宗派に関係なく心のケアをする宗教者の総称として東北の医師や宗教者が命名ということです。患者や家族の病気、死への不安の傾聴が基本で求めがあれば祈りや読経をして宗教的な質問にも答えるとのこと。
東日本大震災等の自然災害で最近多くの人が亡くなりました。死が身近になった様な気がします。高齢社会の日本においては、在宅での治療が多くなり自宅死が増える。そして死がすぐそばで起き心のケアも必要になってくる。医療と宗教がより密接に結びつく時代になるのではないでしょうか。ある僧侶は「宗教は違っても苦悩する患者の心の声を聴き寄り添う気持ちは同じだと感じた」と話しています。真に鍼灸師に必要とされていることと同じではないでしょうか。
今月号で今年も最後となります。良いお年をお迎えください。
NIN NIN