よもぎからできた灸は、大昔中国の北方でよく使われたといわれている。寒くて冷え性がしばしば発生するので、温かい熱による刺激を与えるため、灸をすえ、病気を治したそうだ。しかし、灸は熱を下げる作用もし、熱性の疾患にもよく効く。 灸をすえるときは、昔の化膿灸(直接灸)より手指鍼療法で勧める無痕灸(間接灸)の方が効果が高い。